トランジット(経由便)とトランスファー(乗継便)の違いとは
2018.03.07
乗り継ぎをする際に、「あれ?前はトランジットだったけど、今回はトランスファーだ。何か違うんだろ」と思った方がいると思いますが、この2つには大きな違いがあります。
乗継便を選ぶ際にとても重要なことなので、今回はトランジット、トランスファーの違いについてご説明します。
僕も旅行に行ったときになんだろーと気になっていましたが、せっかくなのでこの際に調べつくしたいと思います。
※トランジット、トランスファーの定義が明確にあるわけではないため、航空会社によっては違う場合がありますのでご注意ください。
トランジットとトランスファーの違い
先に違いを明記しておくと、乗継の手続きにかかる時間と手間が違うということです。
具体的には、トランジットはただ受動的でいいのに対し、トランスファーは能動的に行わなければならないことがあります。
トランジット(経由便) | 多くの場合は同じ機材(飛行機)なので、乗車して出発するのを待つ。または、一時入国できる「トランジットエリア」で待機する。 | |
---|---|---|
トランスファー(乗継便) | 機材(飛行機)が変わるため、チェックイン、荷物の受け取り、入国審査等、行わなければならない手続きがある。 |
これらを具体的に説明していきます。
トランジットとは
トランジットとは経由便のことを指し、同じ機材(飛行機)で待ちます。
1 通行すること。通過すること。
2 航空機で目的国に行く途中、給油その他のために一時他国の空港に立ち寄ること。乗客は空港外には出られず、空港外で宿泊する場合には一時的な通過査証(トランジットビザ)が発給される。
3 インターネットで、プロバイダーが相互にネットワークを接続する方法の一。上位の大規模なプロバイダーが下位の小規模なプロバイダーに対して、経路情報を有償で提供し、パケットを中継すること。→ピアリング出展:小学館
「どうしてわざわざ寄り道するの?」と思うかもしれないですが、航空会社がトランジットを行う理由は下記3つです。
- 機体の整備
- 必要物資の補充
- 給油
そのため、大抵の場合は乗車して待機することになります。
または、清掃を行うために一度降りてトランジットエリアで待つこともあります。
トランスファーとは
1 移行。移転。転移。
2 乗り継ぎ。乗り換え。出展:三省堂
トランスファーは、トランジットと異なり、下記の手順を踏む必要があります。
トランスファーの流れ
- 1.降機
- 2.チェックイン
- 3.保安検査場
- 4.出国検査
- 5.搭乗
基本的には、最初に登場する際に行うことと同じことを、乗継した際にも行うということです。
全ての工程を行う所要時間は、不慣れな土地や言語ということを踏まえて、余裕を持って見積もって1時間くらいは見ておいた方がいいと思います。
そのため、トランスファーが2時間だとしてもあまり時間はないです。
トランジットとトランスファーの違いのまとめ
- トランジットは特にやることはない
- トランスファーはやることが多い
- トランスファーは1時間は見積もったほうがいい
以上がトランジットとトランスファーの違いでした。
ではまた!