世界の国の数は?327カ国?沖縄も国?徹底的に調べてみました

「世界にある国の数って何ヵ国なんだろう?」

どうも、旅んちゅうプログラマーの中澤です。

「世界の全ての国を旅したい」と言っておきながら、「あれ、世界って何ヵ国あるんだろう?」と疑問に感じたので、さっそく世界の国の数を調べてみました。

先に結論から言ってしまうと、世界の国の数に絶対的な答えはなく、数える団体によって異なる結果となります。

具体的には以下の通りです。

(※全て日本も含まれている国数です。)

「325カ国!?」と気になっている方もいると思うので、早速見て行きましょう!

国家になるための4つの条件

国家として認めるかどうかは、国それぞれの判断基準で判断されるため、絶対的な条件は存在しません。

ただ、1つの指標としてしばしば使われるのが「モンテビデオ条約(国家の権利及び義務に関する条約)」に記載されている「国家の資格」という項目の4つの条件です。

永住的住民 一時的に人が集まるのではなく、そこに人が住みついていう状況。
明確な領域 国としての領域を線引きできるか。
政府 1つの国として統治されているかどうか。
他国との関係 他国と良好な関係を築けるか。

モンテビデオ条約とは、「国際法」が明文化されたものです。

国際法は国同士の健全な関係を築くためにできたものだが、それまでは明文化されたものはなく「良識に訴えるような内容」として掲げられるだけで罰則などは一切ありませんでした。

しかし、ただ掲げるだけでは効果がないので、条約として明文化したものがモンテビデオ条約です。

そのモンテビデオ条約に記載されている「国家の資格」は、国として認められる1つの指標になっています。

それでは、本題の世界の国の数を、様々な角度で答えていきます。

国連から見た世界の国の数【193カ国】

国連

国連とは「国際連合」の略で、第二次世界大戦を防げなかったことをきっかけにできた国際機関です。

国連の役割は主に4つです。

  • 全世界の平和を守ること
  • 各国間の友好関係を発展させること
  • 貧しい人々の生活を向上させ、飢えと病気と非識字を克服し、互いの権利と自由の尊重を促進するために共同で努力すること
  • 各国がこれらの目的を達成できるように助けるために中心的役割を果たすこと

上記4つの条件をクリアし、国連の総会で可決された国が、国連に加盟できます。

国連への加盟条件は簡単にまとめると「世界で争いが起きないように協力してくれるか」で、国連の総会で採決されるには「常任理事国の賛成」と「非常任理事4ヶ国の賛成」が必要になります。

常任理事 アメリカ、イギリス、フランス、ロシア、中国
非常任理事国(任期) ベルギー(2020)、コートジボワール(2019)、ドミニカ共和国(2020)、赤道ギニア(2019)、ドイツ(2020)、インドネシア(2020)、クウェート(2019)、ペルー(2019)、ポーランド(2019)、南アフリカ(2020)

国連に加盟した後に脱退した国はなく、大きな問題を起こさなければ脱退させられることはありません。

外務省(日本)から見た世界の国の数【196カ国】

日本の国旗

日本が認めている国が196カ国で、国連加盟国の中で唯一日本が承認していない国が「北朝鮮」です。

国際的な問題が多く残っていることも関係しているのか、日本の外務省から見た北朝鮮は「韓国の1つの地域」という扱いです。

また、旅行先として人気な台湾も非承認国家で「中国の1つの地域」という見方です。

文部科学省(日本)から見た世界の国の数【197カ国】

文部科学省

学校の教科書等に載っている国の数が197カ国です。

外務省が掲げる日本承認国家196カ国に加え、国連加盟国の「北朝鮮」も便宜的に含まれています。

国連加盟国・外務省承認国・文部科学省承認国の違い

3つ紹介した世界の国の数を表でまとめてみました。

国連加盟国 日本承認国家 文部科学省承認国家
共通国:192ヵ国
  • 北朝鮮
  • パチカン
  • コソボ共和国
  • クック諸島
  • ニウエ
  • 北朝鮮
  • パチカン
  • コソボ共和国
  • クック諸島
  • ニウエ

最後に最も気になっているであろう「トラベラーズセンチュリークラブ」について触れていきます。

トラベラーズセンチュリークラブから見た世界の国の数【327ヵ国】

トラベラーズセンチュリークラブのロゴ

通常「TTC」は”超”旅好きが集まった「旅行同好会」で、1956年にロサンゼルスで結成され、現在は1,400人の会員がいるそうです。

トラベラーズセンチュリークラブへの参加資格はシンプルで100カ国を周った者のみ参加でき、50カ国を周れば”仮”会員になることができます。

そんなTTCが認める国が327カ国あり、ほとんどの国が地域として扱っている地域を国として捉えています。

日本も3つの国として分けられており、「沖縄(Ryukyu Islands」と「小笠原諸島(Ogasawara)」は1つの国として扱われ、「アジア(ASIA)」ではなく「太平洋(PACIFIC OCEAN )」というカテゴリーに属しています。

ちなみに、TTCに入会するには、入会費$100+年会費$85(アメリカ住居者は$75)かかります。

主な活動は各々の旅行の発表会の集まりで、3ヶ月に1回行われるフォトコンテストに優勝すれば年会費が無料になるというイベントも開催しています。

年会費約20,000円で世界の面白い情報が手に入り、TTC会員という名誉ある同好会員になれるのであれば、50カ国達成したら仮会員になるのも悪くないですね。

世界の国の数まとめ

世界の国の数をまとめると、下記に分類されます。

  • 国連加盟国数は193カ国
  • 日本政府承認国家数は196カ国
  • 日本の教科書には便宜上北朝鮮を含めた197カ国
  • トラベラーズセンチュリークラブは驚異の327カ国
  • 国の数に答えはない

僕も最低でも196カ国は回ろうと思います。

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