国民健康保険をnanacoカードで支払うと得なのか計算してみた

税金や公共料金をクレジットカードで支払う方法が徐々に広がっており、国民健康保険ももれなくyahoo公金支払いやnanacoカードを利用して支払うことができます。

実際に国民健康保険をnanacoカードで支払うとお得なのかを調べてみます!

nanacoを使用すると国民健康保険料が特になる仕組み

nanacoを使うと、クレジットカードのポイント分が特になるということです。

国民健康保険寮の支払い方法は4つあります。

  • 納付書
  • 口座振替
  • Yahoo!公金支払い
  • nanaco

通常、特に何も設定していなければ現金で支払うことになるのですが、「Yahoo!公金支払い」と「naanco」はそれぞれクレジットカードで支払うことができるので、支払額に応じたクレジットカードのポイント分が特になるのです。

【 nanaco 】
nanacoカードにクレジットカードでチャージする(この時にポイントが貯まる)→ nanacoカードで国民健康保険料を支払う

【 Yahoo!公金支払い 】
Yahoo!公金支払いにクレジットカード情報を登録 → Yahoo!公金支払いから自動で支払われる(この時に、登録してたクレジットカードのポイントが貯まる)

「nanacoとYahoo!公金支払いの違いって何?」という方のために、それぞれの特徴をお伝えします。

「Yahoo!公金支払い」と「nanaco」、どっちがお得?

Yahoo!公金支払い - インターネットで税金支払い、ふるさと納税

【出典】Yahoo!公金支払い – インターネットで税金支払い、ふるさと納税

「国民健康保険料」の支払いに何故nanacoがオススメなのか、その理由がYahoo!公金支払いの手数料です。

nanacoカード同様、実質的にクレジットカード支払いが可能なのが「Yahoo!公金支払い」なのがですが、Yahoo!公金支払いには手数料が発生します。

手数料は支払う対象や市区町村によって異なりますが、一例として東京都世田谷区の住民税の支払い手数料を掲載します。

納付金額 納税者手数料
~5,000円 0円
5,001~10,000円 24円(税込み)
10,001~15,000円 63円(税込み)
15,001~20,000円 103円(税込み)
20,001~25,000円 142円(税込み)

手数料は微々たるものですが、これをパーセントに言い換えると平均0.6%程度の手数料を支払っていることになります。

仮に、クレジットカードのポイント還元率が0.6%以下だった場合、損をする可能性があるということです。

Yahoo!公金支払いは全て家で完結できる

ただし、Yahoo!公金支払いにも大きなメリットがあります。それが全て家で完結できるという点です。

nanacoカードにチャージするのは店頭に行かないとできないですし、支払いも店頭に行かないと行けません。

それに比べ、Yahoo!公金支払いはインターネット上でクレジットカードの登録から支払いまで、インターネットの環境があればどこでも設定できるので、「ポイントよりも時間」という方はYahoo!公金支払いをオススメします。

ただし、Yahoo!公金支払いは対象地域が限定的なので、Yahoo!公金支払いで国民健康保険料の支払いを検討している方は、「国民健康保険料対象地域」から確認しておきましょう。

会社員も「任意継続の社会保険料」ならnanacoカードで支払うことができる

通常、会社員の場合は「協会けんぽ」に加入しており、原則健康保険は給与から天引きなので、nanacoで支払うことができません。

しかし、転職をして、健康保険を「任意継続」している場合は、nanacoで健康保険料を支払うことができます。

もし転職する機会がありましたら、あえて任意継続してnanacoで支払うことができるということを頭に入れておきましょう。

国民健康保険料をnanacoで支払い続けた場合のシミュレーション

実際にどの程度お得になるのかを、保険料が1万円のケースと5万円のケース、それぞれシミュレーションしてみました。

国民健康保険料 10年 20年 30年 40年
月々10,000円 14,400円 28,800円 43,200円 57,600円
月々50,000円 72,000円 144,000円 180,000円 240,000円

「月々1万円だったら、10年で14,400円しか貯まらないのか」と思うかもしれませんが、何もせず14,400円貰えたら嬉しくないですか?

小さな金額とバカにせず、貰えるものは貰っておきましょう。

国民健康保険料をnanacoで支払うための手順

それでは、実際に国民健康保険料をnanacoで支払う手順を解説していきます。

STEP1.nanacoを入手

nanacoカードは発行手数料300円でオンラインで申し込むことができます。

>> nanacoカード|電子マネー nanaco 【公式サイト】

また、イトーヨーカドーで8の付く日に店頭で購入すると、nanacoカードの発行手数料が無料になります。

条件としては、nanacoカード発行時に1,000円チャージする必要があります。

ただ、300円のためにイトーヨーカドーに行くのは手間なので、個人的にはWEB申し込みでいいと思います。

STEP2.nanacoに対応するクレジットカードを入手

【出典】クレジットチャージ|電子マネー nanaco 【公式サイト】

nanacoは全てのクレジットカードでポイントが付与されるわけではなく、上記に記載されているクレジットカードのみポイントが付与されます。

上記以外のクレジットカードでもチャージはできますが、ポイントが付与されません。

ポイント還元率だけでみると、オススメなのがやはりリクルートカード

常時ポイント還元率が1.2%を超えているので、常時使用するクレジットカードに切り替えるのもオススメです。

他には、ポイント還元率1%のヤフーカードもオススメです。

STEP3.nanacoにクレジットカードでチャージする

nanacoへのチャージの流れは下記の通りです。

  • 1.[初回のみ]nanaco会員メニューでクレジットカードの事前登録
  • 2.チャージ金額のお申し込み・お受け取り

【引用】クレジットチャージ|電子マネー nanaco 【公式サイト】

詳しくは、公式ホームページをご確認ください。

nanacoは国民健康保険料だけじゃない!nanacoが使える税金・社会保険料一覧

nanacoは国民健康保険料だけでなく、税金や他の社会保険料の支払いにも活用できます。

nanacoで支払える税金・社会保険料をまとめましたのでご確認ください。

下記にあげる税金・社会保険料は、地域によってはnanacoの支払いに対応していない場合もあるので、詳しくは担当にご確認ください。

固定資産税・都市計画税

nanacoの利用者で最も多いのが「固定資産税・都市計画税」です。

毎年10万円〜20万円程かかる税金なので、これをnanacoで支払うと少しだけ負担が軽減できます。

注意点としては、nanacoカードの支払い上限は5万円なので、固定資産税・都市計画税の支払い方法を「4分割」にしましょう。

自動車税・軽自動車税

それぞれ4月・5月に納付書がやってくる税金で、どちらも1回の支払いは5万円を超えないため、nanacoで支払えます。

年間数万円なので大きな金額ではないですが、貰えるポイントは貰っておきましょう。

住民税(普通徴収)

住民税は通常「特別徴収」という形で会社が代わりに納付してくれますが、「普通徴収」に切り替えることでnanacoで支払うことができます。

普通徴収への切り替え方法は管轄の市役所に問い合わせてください。

nanacoを有効活用して、貰えるポイントは貰っておけ

クレジットカードのポイントは1年単位で見たら少額ですが、上記の税金・社会保険料を全てnanacoで支払うと、年100万円はゆうに超えます。

仮に100万円を20年間、nanacoのクレジットカード還元率が1%だった場合、nanacoで支払い続けると20万円になります。

「塵も積もれば山となる」とはまさにこのことです。

面倒がらず、貰えるポイントは貰っておきましょう。

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